「株を買う」というのはその会社に投資するということです。
だったら・・・・・もっと会社を知る必要があるはずです。
会社の損益・財政状態を知ることから始めましょう!
そのためには・・・この際ですから「簿記」を勉強しましょう!
第12回 収益の発生A
By Dr.Norris
取引の内容
簿記を直接メールで教えてほしい方はご連絡ください。
■収益発生のもっとも代表的なもので、かつ金額的にも大きいものが「売上高」ですが、それ以外でも収益は発生します。
●主な勘定科目
1.受取利息・・・・・・・銀行預金に対して支払われる利息。
2.受取配当金・・・・・取得して保有している株式に対して支払われる配当金。
3.受取手数料・・・・・本業の営業外で受け取った手数料。
4.仕入割引・・・・・・・支払の際当初の支払約定よりも早く決済した場合の金利相当の収益。
5.雑収入・・・・・・・・・上記以外の本業(売上高)以外の収益。
『事実の認識』は「現金主義」「発生主義」で「売上高の計上」の場合と同じです。
●事実の認識を何で行うのか?
物を売ったり、サービスの提供を行った場合は確認のため相手方に必ず「請求書」などの書類を発行します。これをもとに「事実の認識」を行います。
●例
預金1,000,000円に対して、受取利息20,000円を通知で認識した。ただし、利息に係わる税金4,000円が差し引かれて、預金口座に入金した。
《事実の確認》
受取利息 → 発生 → 貸方 現 金 → 増加 → 借方
所得税 → 発生 → 借方 現金 → 減少 → 貸方
《仕訳》
(預 金) 980,000 /(受取利息)1,000,000
(所得税) 20,000 /
このように借方が2行になってきますが、必ず貸借の金額は一致します。
これを貸借平均の原則とよびます。