簿記入門

簿記を直接メールで教えてほしい方はご連絡ください。
「株を買う」というのはその会社に投資するということです。
だったら・・・・・もっと会社を知る必要があるはずです。

会社の損益・財政状態を知ることから始めましょう!
そのためには・・・この際ですから「簿記」を勉強しましょう!

By Dr.Norris
一般の人にとってはこの勘定科目は「未知なもの」なのかもしれません。よく聞くのが「不渡手形」・・・イメージが悪い!こわいもの・・・・・知らないからなんです。企業経営には必要なものです。特に支払いにおける資金繰りの観点からは重要な位置づけとなります。ある種の「信用取引」ともいえます。仕入先との間に発生した、営業取引から発生する債務(主に買掛金や未払金など)の決済のために信用をもとに一定の期間内に代金を仕入先に支払うことを約束し発行する手形のことであり、 貸借対照表の負債に表示される。手形代金の決済により消滅する。

資金の「後払い」ですから、その時は大変便利で「楽な」道具に見えますが、一定期間がくれば「必ず」決済しなければいけない訳ですから、その支払期日、金額の管理は十分な注意が必要です。
受取側もそれなりの注意が必要です。相手先が本当に大丈夫なのか?等々・・・・これは「受取手形」で詳しく説明します。

支払手形を発行するためには「当座預金」を開設する必要があります(別の項で跡で詳しく解説します)。ここではとにかく「支払手形」を発行できるという前提ですすめます。

前回の資産の取得での事例を思い出してください。
車を500,000円で購入し、代金は後日支払うことにしましたので、仕訳は
      車 両××××/ 未払金××××でした。
これを「支払手形」で購入したとすると仕訳は・・・
 車 両××××/ 支払手形××××となります。
◎支払手形はいわば、借金の借用証書みたいなものだと考えてください。ただ、借用証書の代わりに手形というものを利用します。
これを相手に渡すと相手はこれを持っているため、後日自分に対して代金の請求が出来るというものです。

さて、ここでまたいつもの事実の確認です。
”支払手形”(負債)→ 減少 → 借方(本来の自分の位置ではないから)
”当座預金”(資産)→ 減少 → 貸方       〃

《仕訳》
(支払手形)250,000/(当座預金)250,000
今回より借方、貸方とはいちいち書きません。もう覚えたでしょう。
第6回 支払手形の仕訳
次回へ続く