簿記入門

「株を買う」というのはその会社に投資するということです。
だったら・・・・・もっと会社を知る必要があるはずです。

会社の損益・財政状態を知ることから始めましょう!
そのためには・・・この際ですから「簿記」を勉強しましょう!

By Dr.Norris

 商売をするためには、売り上げの前に商品を仕入れる必要があります。
現金で行う場合は

(仕入高)×××× / (現金)××××
という仕訳となります。当然ですね・・・・・手元の資産である現金が減少して、仕入れにより「商品」という資産が増加するわけです。
しかし、通常の取引では継続取引を前提に口座取引をする場合が多く、月中は「掛」で仕入れをおこない、月末で締め切りをし、ある一定期日に決済を行う場合がほとんどです。
この「掛」で発生するのが「買掛金」です。
(仕入高)×××× / (買掛金)××××

この買掛金の決済は2種類あります。

一定期日に現金で支払う場合
(買掛金)×××× / (現金)××××
手元の資産である現金が減少して、「買掛金」という負債が減少するわけです。

一定期日に支払手形で支払う場合
買掛金300,000円を支払手形で支払ったとします。
買掛金の支払をするのですから、減るのは買掛金であり、そしてその反対に増えるのは支払手形となります。
いつものように・・・

買掛金の本来の位置は負債(貸方)ですから、減少の場合その反対ですので、借方に発生します。
一方支払手形は同じ負債でも増加ですから、貸方ということになります。
以上からここでの仕訳は
 (買掛金)300,000 / (支払手形)300,000
となります。
第7回 買掛金の発生と支払い
簿記を直接メールで教えてほしい方はご連絡ください。
次回へ続く