株式投資入門講座

❒株式取引における対象。
⁂「売り」「買い」される株式。
法律的に人格を持ち、権利能力を持って営業活動をしている「株式会社」が設立に際して「株券」を発行します。
しかし、テレビなどで一般的に言われている「株式取引」は、すべての会社の株式を対象としている訳ではない。
上場審査と呼ばれる一定の厳しい基準を満たした企業が、その株式市場において発行する株式が対象である。

※東証」「ジャスダック」「マザース」などの「株式市場」がある。

❒株式売買の基本

①株券はいつでも購入できるわけではなく、基本的には証券市場が開いている時間に取引を行なう仕組みです。

※東証では土日・祝日・正月を除く、平日の朝9時~11時30分、12時30分~15時までの時間帯で売買ができます。
※一部の証券会社ではPTSの夜間取引により23時59分まで売買が出来ます。

②取引の仲介役を担っているのが「証券会社」です。
※したがって、取引は証券会社経由で行なうことになります。

❒株式取引で利益を得る。

①「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」

a.「キャピタルゲイン」とは

株の売買の差額により利益を得ることを言います。
株価が安いときに買って、株価が高い時に売る。その 売買の差額が利益となります。
(例)
10,000円で株を買って15,000円で株を売れば+5,000円の利益となるわけです。
株式投資で利益を出すとは、主にこちらのキャピタルゲインを指します。

b.インカムゲインとは
株を保有することにより得られる特典「配当金」や「株主優待」がこれに該当します。

●「配当金」とは・・企業が出した利益の一部をある時期に株主に還元する。

●「株主優待」とは・・その企業の商品券や割引券、特典を年に1~2回得ることが出来る。

❒株式投資の魅力

①資金の複利運用が可能

※複利係数
一年後・・・・・投資元本+初年度の儲け
二年後・・・・・(投資元本+初年度の儲け)+(投資元本+初年度の儲け)×利益率

n年後・・・・・・投資元本(1+i)n乗

※ただし、投資で得た利益は再投資すること(複利)が前提です。

❒株式投資で損をしないためには・・・・・経験を積む

株の本やセミナーでの投資知識の習得を行い、取引を経験すると「ある種の投資法」というのが分かってきます。

チャートの研究や企業情報の確認などで株の買い時・売り時のパターンを研究する。
※会社四季報、日経会社情報、企業の四半期等の決算数値。

つまり、株式投資は勉強すればする程、経験を積めば積むほどリスクが減る。
何も勉強しないで株を始める人よりも損をする可能性は下がると言えます。

●株式取引の基本①