●『ダウ理論の実践での使い方』~(上昇トレンドの例)~

❒買いタイミング
明確な「上昇」を確認すること。
✤A.通常の買いタイミング。(安値、高値切上)

①転換点、②押目、③ブレイクアウト
※次のタイミングは④である。
✤B.直近高値突き抜けの買いタイミング。

・直近高値を下回っても、直近安値を下回らなければ 「上昇トレンドは継続」と判断する。 ※反発確認でエントリー。
※1.直近高値で反発したが、その後下落トレンドへ転換した。
※2.「上昇トレンド継続」の判断基準である「直近安値」前で反発したが、その後下落トレンドへ転換した。

上記いずれの場合も「高値切り下がり」となっているため、トレンド転換と判断し、撤退する。
✤C.レンジを形成しながら上昇継続の場合。
この段階での「購入」では、直近の安値を下回ったら即撤退する。
直近の安値を一時的に下回っても「陽線」で回復した場合は
「上昇継続」と判断する。
❒トレンドの転換
1.平均はすべての事象を織り込む

需要と供給のバランスによって市場は成り立っており、災害やテロなど予想不可能なものも結局は織り込まれる。

2.トレンドには3種類ある。

❒トレンド期間分類
・主要トレンド(1~数年周期)
・二次トレンド(3週~3ヶ月)・・・主要トレンドの調整と考える
・小トレンド(3週未満)・・・二次トレンドの調整と考える

3.主要トレンドは3段階からなる


・第一段階・・・先行型投資家が買い始める時期(動きの静かな時期)
・第二段階・・・価格急伸。 追従型投資家が買い始める時期
・第三段階・・・新聞などでも”強気”と報道、一般投資家も参加し始める。 (先行型投資家は利食い)
          
4.平均は相互に確認されなければならない・・・トレンド転換

・ひとつの平均(指数)でなく複数が上昇方向に動いて初めて”強気”になれる。

5.トレンドは出来高でも確認されなければならない。出来高はトレンドの方向に沿って増減する。
  
・上昇トレンド・・・出来高増=価格上昇、 出来高減=価格下落
下・降トレンド・・・出来高増=価格下落、 出来高減=価格上昇

6.トレンドの転換は明確なシグナルが出るまで継続する。
・・・・確率的にトレンドは継続する。


『ダウ理論』の6つの基本法則。