図のように上昇5波動。下降3波動で相場の1サイクルが形成されている。

①,③,⑤,A,Cが推進波と呼ばれ、5波動で形成されている。
②,④,Bが調整波(修正波)と呼ばれ、3波動で形成されている。

第一波(推進波)
長期の弱気相場が終わり、上昇波の基本となる時期で、この値幅がサイクルの規模に関わってきます。
最初は急騰気味ですが、大半の投資家は依然弱気のままで長続きしません。

第二波(修正波)
1波動の0.382→0.50→ 0.618の比率で下降する動きをしますが、第1波動の起点よりも下回ってはいけません。

第三波
第2波動を抜けて第1波動の天井、もしくは第2波動の底値の1.618→ 2.618→3.0の比率で上昇し、第1波の高値をブレイクするもっとも勢いのある波動です。
また、第3波動は、第1波動と第5波動を含む3つの波動の 中で、最小値幅になってはいけません。

第四波
第1波動の1.618、または第3波動の0.382→0.50→ 0.618の比率で下降する動きをします。また、第4波動の底値は、第1波動の天井を下回ってはいけません。

第五波
第1波動の0.382→ 0.5→0.618→1.000の比率で上昇します。踏み上げも多く、波が延長する場合は第3波動と同じ計算方法となります。

A波動
第5波動の0.382 ~ 0.618、または第1波動の0.382→0.500→ 0.618 → 1.000の比率で下降する動きをします。依然上昇トレンドの押し目と捉える投資家もいますが、
第4波動の底値あたりが、下値支持線として抵 抗をうけやすくなります。

B波動
A波動の0.382 ~ 0.618の比率で上昇する動きをします。まだ天井ではないという市場心理から、しばしば天井付近まで急騰することがあります。

C波動
A波動の0.382→0.50→0.618、もしくは、B波動の天井から1.0→1.618の比率で下降します。また、C波動の底値は、第1波動のスタート
から第5波動の天井までの0.382 or 0.500 or 0.618の比率が目安になります。

※第二波が単純ジグザグの場合は、第四波は複雑(フラット、トライアングル)となる。この逆もある。これは交代の法則(オルタネーション)と呼ばれている。

エリオット波動理論

理論のルール

(1)第二波は第一波の支店を越えない。
(2)第四波は第一波の終点を越えない。
(3)第一、第三、第五波の推進波の中で、第三波が最短となることはない。

※第二波が単純ジグザグの場合は、第四波は複雑(フラット、トライアングル)となる。この逆もある。
これは交代の法則(オルタネーション)と呼ばれているる

株価には、一定のリズムで軌跡を描く習性があると言える。
この「エリオットの波動理論」は、基本中の基本と言えるものです。

トライアングル
フラット

3

5

3

3

5

3

5

エリオット波動

3

3

5

エリオット波動の解説とルール