証券用語について@

 

株式の売買に際して普段耳にしたことがないような「独特の用語」が使われます。ここではその主なものを解説いたします。株式投資を行うにあたって、先ず覚えておく必要があるでしょう。

 

 

前場・後場
取引所における午前の取引時間中のことを前場(ぜんば)と呼び、9時より11時までの時間帯をさす。午後12時30分から15時までの取引時間は後場(ごば)と呼ばれる。

前引け・大引け
前引けは前場の最終売買値段のこと。大引けは後場の最終売買値段のこと。


指値注文
売買価格を指定して注文をすること。希望した値段で売買することができるというメリットがある反面、確実に買えるという保証はありませんので、わずかの価格差で売買が成立しないというデメリットもあります。


成り行き注文
売買の際に価格を指定せず、数量のみを指定して注文をすること。
成行注文は、「時間を超越」しますので、時間内であれば必ず成立しますので、どうしても買いたい時には便利です。しかし、相場変動が大きい時には、意外に高く買ったり、安く売れてしまったということもあります。


ナンピン買い

最初から大量に購入せずに株価の変化に応じて買増しをおこない、結果的に株価の平均値を下げることをねらうこと。
通常は当初思惑を持って購入したが、相場が下げ続けた際に同一銘柄を買う場合が多いと思われるが、私としてはあまりすすめません。ひとつの事にとらわれては間違いを起こしやすいからです。

ストッブ高・ストッブ安
株価が急速に大幅に変動した場合、投資家に不測の損害を与える可能性があるので、これを防ぐ為に1日動く範囲(値幅)を前日の終値を基準にしてある一定の範囲を超えた場合に取引が制限されること。

整理ポスト
上場廃止により、証券取引所での売買が不可能となった銘柄を売買するところ。上場廃止の事実を投資者に周知させることができる。原則として通常1カ月間ここで取引が行われ、上場廃止となる。色々な思惑から値動きが激しくなるため、「投機的」行動が多々見受けられるが、ここでの取引は控えたほうがよい。

買い気配・売り気配
「買い気配」
とは市場において、買付けの注文に対して、これに見合う売却の注文がなく、値がつかない状態のこと。反面売りつけの注文に対して、買い注文がなく、値がつかないことを「売り気配」と呼ぶ。

配当落ち
配当を受ける権利が、ある特定の日をもってなくなること。会社は通常年1回(または2回)期末に、株主対して配当を支払いますので、理論的には配当分だけ翌日の値段は下がります。

利食い
株式を購入した後、その証券が値上がりした際に売却をして利益を得ること。利食いを目的とした売却のこと。