投資指標の種類

 

【8】『 ボリュームレシオ 』
相場全体の強弱を出来高から見た指標で、相場の中期的な売り買いのタイミングを捉える指標として適している。

 

 

ボリュームレシオが表すもの。

よく「出来高を見ていると株価がわかる」と言われます。これは株価が動意づく前に、出来高が先行して動く場合が多かったから・・・と言えます。これが
出来高の株価に対する「先行性」です。従って株価と、これに先行すると言われている出来高を比較することによって、相場の変動をいち早く予想することができます。出来高を対象とする指標にはRSIがありますが、この値と関連性を持たせて使用すると、なお効果的です。

求め方。

一定期間を区切って、その間、毎日の株価上昇時の出来高を株価下降時の出来高で割って 百分率で表したもの。、25日間の出来高を合計して計算するのが一般的なようです。
★ただし、株価が前日と変わらない日は除外し、前日の累計を持ち越して計算をつづけます。


指標の使い方と特徴


理論的には100%が強弱の中立点ですが、価格は上昇日に出来高が多く、下降日は出来高が少ない習性があるため、150%付近が中立点となります。

25日ボリュームレシオの目安

300%を超えると過熱圏となり、450%以上で警戒ゾーンに当たりますので、「売り」のタイミングとなります。

70%を割れば底値圏である場合が多いので、その後反発することが予想され「買い」シグナルです。

●使用上の注意!

性質上、天井圏だと数値のばらつきが多く、これのみで天井を判断するのは危険ですがその代わり、底値圏の指標としては信頼性が有ります