投資指標の種類

 

利息等の支払いが必要な負債で、直接に外部流失するものであるため、損益に与える影響はおおきい。したがって、全体的な財務構成比率のバランスの確認が必要です。

 

【5】 『 有利子負債 』
有利子負債とは?

銀行などから借りた借入金や社債の発行などで市場から調達した社債等の利息を支払うことを要する負債のことで、金利が付きます。その残高は企業の財務内容の健全性を測る指標の1つとなっている。

総資本有利子負債比率の求め方

有利子負債比率=有利子負債/総資本

企業の資金調達において有利子負債に依存する割合を示す

有利子負債純資産倍率求め方

負債純資産倍率=有利子負債/株主資本

純有利子負債=有利子負債-手元資金の額
手元に余裕資金があればいつでも借入金などを返済できるので、実質的な有利子負債額はその分小さいとみることができるため、この金額を使う場合もあります。

この比率を株式投資ではどのように見るか?

総資本有利子負債比率は資金の調達という観点にたてば、できるだけ低い方が良いに決まっています。自己資本比率50%とすれば負債比率は50%となるわけですから、せいぜいその50%とすれば20%〜25%までが限度とみるべきでしょう。

有利子負債純資産倍率は有利子負債が株主資本の何倍になっているかという指標ですから、、その数値が大きかったら、財務内容はあまり良くないとみることができます。一概にはいえませんが、基本的には負債純資産倍率が1倍以下、つまり有利子負債の額が株主資本の額内におさまっているのが適切と言えます。

さらに異なる観点からも・・・

有利子負債額
が売上高を超える会社(売上高有利子負債額が100%以上の会社)も問題があります。
年間の売上高より借入金が多いと言う事は、売上高当期純利益率が10%でも返済に10年要する訳ですから・・・・・
●私の経験からすれば・・・・30%までが限度だと思います。