チャートの種類

酒田五法には「三山」「三川」「三空」「三平」「三法」の法則があります。いずれも相場の先行きを予測するシグナルとされています。

 

【 12 】『 酒田五法ー三山 』

 

 

上昇相場の最終局面で高値を付けたあと再びその高値に二度挑戦するが、上放れられなかった時はエネルギーが尽きて株価が力なく下げてしま場合が多い。

この時「三つの山」がチャート上に峰のように並ぶことからこの名前がついた。この形が表れた時は、株価が天井を付けたサインとされている。アメリカでも「ヘッド・アンド・ショルダー」と呼ばれるチャートがありますが、、同じ内容だと言えます。
図のようにはっきりした形を表す場合は稀であるが、比較的規則的に株価が乱高下する状態となったら要注意です。
真ん中の山が一番高く、その両側に低い山を形成した場合中央に釈迦、左に文殊、右に普賢と仏像の配置に似ていることから「三尊天井」と呼び、買い気が旺盛だが、さらに一段の上昇とまでいかず、同じ位置で上下を繰り返している状態。
やがて・・・・エネルギーもしぼんで、下降をたどる前兆と解釈されている。

三つの山のうち最初よりも差三番目の山の方が低い、右肩が下がる形で三尊天井を形成した場合、株価の勢いはより弱いとされている。

★【 三尊崩れ 】に注意せよ!
最初の山より三番目の山が高くなり、最初の安値より次の安値の水準が上にあるといった右肩上がりの三尊天井の場合は、三番目の山からの下げが直近の安値を下回らずに反転するケースもあります。

三山形成には、一ヶ月以上かかるのがのが通例です。

この形は図のようにはっきりした形を表す場合は稀ですから、相場転換を暗示するシグナル等他の要因もあわせて見極める必要があります。

《T》

《U》
《V》