現在でこそ企業業績の四半期開示が当たり前となっていますが、この四季報は数十年前から独自の取材で会社の財務分析や将来展望などについて本の名の通り四半期の情報を投資家に提供し続けて今日に至っております。まさに「投資のバイブル」と言えます。

私自身取材を受けたことがありますが、企業側の説明したことを決して「鵜呑み」せず、独自の取材と分析により記事は書かれております。しかもその的中率も高い・・・

Dr.Norris

会社四季報を活用しよう!

【 会社四季報 】 の見方
@「会社名」欄
会社名の他に「決算月」「上場市場」「会社の概要」などが記されている。

A「コメント」欄
当期における経営成績の概要と重点事項をとりあげています。

B「株主」欄
株主数がどれくらいなのか、また系列はどこなのか、等々の確認をしましょう。上位株主を見れば、系列がわかります。オーナー系企業の場合経営者の名前が上位株主となっているような場合が多い。また外国人投資家比率や浮動株比率もわかります。

C「株式」欄
発行済株式数で小型、大型かの確認ができます。また財務状況・各種指標・キャッシユフロー等が網羅されていますので、「経営分析」で得た知識がここで充分発揮されるでしょう。

D「資本移動・過去株価」欄
会社規模の変遷がわかります。「公募」「第三者割当」等による株式の増加や「株式分割」が時系列で記されています。また、過去5年間の株価の「高値」「安値」、出来高も記されています。

E「その他」欄
「本店所在地」「従業員数」「幹事証券」「監査法人」「取引金融機関」等が記されている。「銀行」の欄の最初がメインバンクです。

F「業績欄」
企業の経営成績である「損益」が連結決算を中心に記載されています。親会社単体もありますが、やはり「連結」でとらえるべきでしょう。また、一株当たり利益も記されていますので、PER(株価収益率)等の検証もできます。

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